JALで飲酒トラブルが絶えません。
今回もまた。今度は副操縦士が。
そういえばJALって今年、御巣鷹の尾根で社長が触れていましたよね。
「痛恨の不祥事だった。今年はその点に対するおわび、申し訳ないという一心で登ってきた。なんとしてもこの問題を克服しなければならない」
克服という日本語の使い方が間違っているような気がしないでもないですがまあこの際そういうことは置いておくことにします。
これ以降も飲酒問題が出てくるあたり氷山の一角に違いありません。確かCAも酒をあけて飲んでましたしね。
バレてないところで、バレなきゃいいや的にはびこっているのでしょうか。少なくとも外野にそう思われても仕方がない。それが世間というもの。
医師は日勤当直日勤の連続32時間労働を月に何度も強要されます。法律的にもグレーというか違法なわけですが、現実問題としてこの問題は何十年にもわたり解決するメドすら立っていません。日勤当直で24時間以上働いてほとんど寝てない医師がなんとか必死に頑張って翌朝の外来をしたり、外科なら手術もしています。
皆さんが総合病院にかかったとき目の前にいる外来の医師、手術をする医師、入院して挨拶に来る研修医はそれなりの確率でそういう当直明けの疲れ切った医師である可能性があります。
パイロットはそんな医師と違って、フライト後の休養がきちんと制度として確保されています。ベストなコンディションでフライトに臨む義務があるはずです。人命を背負うプレッシャーはすごいものがあるでしょう。しかしそれは一度の数が違うだけで医師とて同じであります。酒を飲んでフライトに臨む言い訳にはなりえません。平均年収でパイロットは勤務医を超えています。
やはりこの会社は何か根本的に問題があるのかもしれません。これだけ飲酒問題が噴出するのはここまでくると組織としての体質というべきレベルまで来ています。内部事情は知りませんけど。以前に破綻した時救済したのが間違いだった、そのまま潰しておけばよかったという意見も一概に否定できないものがあります。
関係ないかもしれないけれど株価もダダさがり、ANAとも離されています。
JAL123便の機長は「飛行機に何か起きたら原因はなんであれ機長の責任」と仰っていたとか。安全に対する意識が伺える発言です。123便のコックピットにいた3名が最近の飲酒トラブルを見たらどう思われるでしょうか。
自由に酒を飲めないのが嫌だ、飲まなきゃやってられない、というならパイロットを辞めればいいだけです。むしろ辞めるべきです。
今後、この会社が更生されることを期待します。
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